岡野貞一 :「春の小川」「おぼろ月夜」

「春の小川」
河骨川(こうぼねがわ 代々木・渋谷を流れていた宇田川の支流)を参考にしたらしい。
大正元年(1912年)「尋常小学唱歌四年」

  春の小川はさらさら流る。
  岸のすみれやれんげの花に、
  にほひめでたく、色うつくしく
  咲けよ咲けよと、ささやく如く。


おぼろ月夜  (朧月夜)

大正3年(1914年)  『尋常小学唱歌 第六学年用』 

岡野貞一 作曲  高野辰之 作詞

菜の花畑に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて におい淡し


岡野貞一 (おかのていいち)
1878年2月16日(明治11年)~1941年12月29日(昭和16年)
高野辰之 (たかのたつゆき)
1876年4月13日(明治9年)~1947年1月25日(昭和22年)

この二人の組み合わせは他のも多くあり
 「春が来た」 「故郷」 「紅葉」 「日の丸の旗」等がある。

公開している楽譜の著作権や版権は放棄していません。
再配布などの使用は制限されますのでご注意下さい。
なおarrやurl等のクレジットを消す事は許可しません。